通常、皆さんが探偵選びをする際には、浮気調査が安いところや検索画面の1番上にある探偵に決めてしまう傾向があります。探偵は料金が高いという概念から、失敗する方向を選択してしまっているのです。
そもそも、探偵選びの失敗とは何をもって失敗になるのかを考えてみると、「調査で証拠が取れなかった」「尾行で気づかれた」「高額追加料金を請求された」「調査の内容を全く教えてくれない」などがあげられます。
浮気調査でこの様な失敗は致命的とも言えます。そして、最大の失敗と言えるのが「望む結果が得られなかった」事でしょう。離婚、もしくは夫婦のやり直しを望んで調査を依頼したのに、結果が裏目に出てしまったら目も当てられません。
ここでは、どうすれば失敗をしないで、信頼できる探偵を選べるのかを説明していきます。誰でも簡単にできる方法ですから、探偵選びの際には実行してみるといいでしょう。
目的に合わせた探偵選びをしましょう
浮気が発覚した時に、誰もが最初に頭に浮かぶのは離婚の二文字。なぜかというと、浮気の解決方法が離婚するかしないかの二つの選択に絞られるからです。
ただ、冷静に考えると離婚はなるべく避けたい事。実際、探偵に浮気調査を依頼される8割以上の方は、離婚はしたくないと考えていらっしゃいます。
浮気が黒だった場合にどうしたいのかは、浮気調査をする上での重要な判断になります。探偵も最初のご質問として、「浮気が黒だった場合にはどうしたいのか?」をお聞きします。
その選択によって、相談者様の望む結果を出すための調査計画を立てます。
探偵にも得意分野がありますので、探偵選びの際には自分の目的を果たしてくれる探偵を選らんだ方が失敗がありません。
離婚裁判や調停に強い探偵や、夫婦のやり直しを得意とする探偵、浮気の証拠は撮ってくれるけど、その後のフォローがない探偵など、選ぶ探偵によって得られる結果も変わってきます。
最初に「なぜ浮気調査をするのか?」、その目的を明確にしておく事で探偵に求める事がはっきりします。そして、自分の目的を果たしてくれる探偵を探す事が失敗しない探偵選びのコツになります。
浮気調査の目的
浮気調査をなぜ行うかは、その人の求める未来によって変わってきます。浮気旦那に見切りをつけて新しい人生を歩みたい、離婚をして新たな幸せな掴みたい、浮気を機に、お互いを見つめ直して夫婦のやり直しを試みたい等
浮気問題を解決するには、最終的にどうしたいのかを決めておき、その目的を果たしてくれる探偵を探してみるといいでしょう。
- 相手と別れさせて、夫婦の関係を修復する(復縁調停を行う)
- 浮気を確定させて離婚を成立させる
- 浮気相手と配偶者(夫又は妻)に対して慰謝料請求を行う
- 離婚の際に相手との交渉(協議・調停・裁判など)を有利に進めたい
浮気相手に慰謝料請求を行う場合には相手の住所や連絡先がわからないと請求ができません。また、相手の資産や年収も請求額に関わってきますので、相手の住所や職業なども、必要に応じて確認する事が必要です。
離婚や裁判に勝てる証拠能力が求められます。慰謝料請求は浮気の証拠と相手の所在や職場、収入を調べてから行う事で、高額な慰謝料を請求できます。
夫婦のやり直しを専門とする探偵の選び方
夫婦の再構築ややり直しを専門とする探偵を選ぶポイントは、復縁カウンセラーや夫婦カウンセラー等の専門のカウンセラーがいるところを選んでください。浮気発覚後にどうするかの質問に答えた8割のは、修復を望まれています。
通常、浮気した旦那さんを許して修復を行う場合、自力でやるものだと考えてしまいます。それも間違ってはいないのですが、その方法は極めて危険と言えるでしょう。
夫婦のやり直しは、気持ちが離れている旦那さんを振り向かせる事と浮気相手と縁を断ち切らせる必要があります。当事者同士が話し合いをしても、丸く収まる事はありません。
特に旦那さんの場合には、浮気を責められることで逆切れしてしまい、余計に夫婦仲が悪化してしまう場合があります。
まずは浮気相手と別れさせてから、旦那さんと話し合いをした方がいいでしょう。
夫婦の修復に強い探偵社は浮気相手と別れさせる方法を知っている!
夫婦の修復に強い探偵社では、浮気の証拠撮影した後に浮気相手の素性も調べ上げて、2人の縁を断ち切っていただけます。浮気相手と別れさせる方法は、相談者様のご意向の沿って行ってくれますので、後を濁すことがありません。
えば、浮気相手にだけ慰謝料請求をして2度と旦那さんに近づかない事を約束させる事もできます。
2人が接触した場合には、慰謝料の追加請求として倍の額を支払う事を約束させる誓約書を書かせる事で高確率で2人の縁を断ち切らすことができます。
別れさせた後の夫婦のやりなおしは、専門カウンセラーの知識と浮気の証拠をもって話し合いをする事で上手くいきます。
また、修復後に本当に別れたかどうかの再確認の調査を探偵社負担で行っていただけるところもあります。
夫婦のやり直しを専門とする探偵を選ぶ時には、専門のカウンセラーが在籍している事と、アフターフォローが充実している探偵社を選択するといいでしょう。
離婚裁判や調停に強い探偵の選び方
離婚をしたいけど証拠がつかめない、協議や調停、裁判で有利に話をすすめたい。そんな時に選ぶ探偵は、「裁判でも十分に通用する証拠が取れる探偵!」です。
離婚調停や裁判では必ず必要になるのが、「離婚の原因」です。浮気が原因で離婚する場合には、浮気をしている証拠の提出が求められます。
離婚裁判では、両社に対して公平な判断をするため、1度の浮気では「魔が差した」として離婚が認められないケースもあります。
離婚を認めてもらうために、ラブホテルの出入りであれば2回~3回の撮影等、2人が継続的に不貞を繰り返している事を証明する事が求められます。
絶対的な証拠が取れる探偵社は顧問弁護士が在籍している!
裁判で離婚を認めてもらう証拠や報告書が作成できる探偵の条件は、顧問弁護士が在籍していて、尚且つ調査力が高い探偵があげられます。
証拠能力にたけている探偵社には顧問弁護士が在籍していて、どんな証拠であれば離婚が認められるのかを熟知しているのです。
たとえ、相手が弁護士を立ててきたとしても、負けない材料集めを行っていただけます。浮気は人目を避けて行われるため、どんな環境でも撮影出来る技術力が求められます。
離婚には必ず、慰謝料請求や財産分与と言った金銭に関わる話し合いが必要になってきます。特に、浮気に対しての慰謝料請求は相手の年収や資産、婚姻歴や不貞の回数によって変動していきます。
「離婚するからには、高額な慰謝料を請求したい!」この様な相談も、顧問弁護士が在籍している探偵社だからこそ、そのための調査計画を立て相談者様のご意向を尊重してくれます。
また、必要であれば調停への証人出席や協議の話し合いの場にも同席してくれます。
協議や調停、裁判で有利に話をすすめたい時には、顧問弁護士が在籍している調査力が高い探偵社を選んでください。
関連記事
浮気調査の料金の目安
探偵の浮気料金は各探偵社によって違いがあり、統一された料金が存在しないのです。一時期に探偵料金を統一させる動きがあったのですが、厚生委員会より独占禁止法上の問題になると指摘されたことで取りやめになりました。
そのため、各探偵社によって料金に違いが生じてきているのです。殆どの探偵料金の算出方法が、1名1時間当たりの単価を決め、調査に費やす時間に必要な人数をかける方法で決まっています。
相場よりも安過ぎる探偵はNG
浮気調査の料金の相場が10,000円としたら、それよりも安いところを探したいと思いますよね。ただ、相場よりも安い探偵を探す時は注意してほしい事があります。
探偵は商品と違って、ディスカウントショップみたいなところは存在しません。ディスカウントは、B級品の処分や大量に仕入れた在庫処分をするために行われます。
探偵をディスカウントに例えれば、調査力の質が落ちる事を指しているのです。そのため、あまりにも相場とかけ離れている安い料金には、落し穴が存在すると思ってください。
では、相場からどれくらいの安さなら安心できる価格かを説明していきます。
需要があり結果を出している探偵の料金
探偵料金は安ければいいというわけではありません。いくら安くても、結果が取れなければ逆に高くついてしまいます。安い料金だけで探偵を探してしまうと、失敗する確率が高くなる場合があるのです。
失敗を防ぐには、低水準の料金で尚且つ結果が撮れる技術と調査力が求められます。料金も低水準で満足いく結果が撮れる探偵は、必ず需要がありますから、知名度があります。
ネットでいろいろな探偵を比較するよりも、知名度がそこそこあり、信頼できる探偵に絞り込んでみるといいでしょう。
需要があり信頼できる探偵の料金はいくら?
こちらで調査した結果、知名度も需要もある探偵の1時間当たりの単価が7500円前後となっています。
市場調査をしていくうえで1時間2,500円とか、1日9800円の探偵も目につきましたが、相場から極端にかけ離れた料金は普通に考えても怪しすぎます。
条件付きの調査や調査員数の増員など、最終的には相場以上の請求額が考えれれるでしょう。相場よりも安すぎる場合には、手抜き調査や水増し請求をしなければ採算が取れません。
相場よりも安すぎる探偵に頼むことは、リスク配分を考えても安全とは言えないでしょう。
探偵を探す時のポイント
- 探偵業届出証明書が提出されていない。
- 会社の所在地や代表者が表記されていない。
- 料金表が分かりづらく明確に表記されていない。
- 安さだけを売りにする誇大広告。
- 国民生活センターへの苦情が多い
- 過去に違法行為をして、行政処分を受けている。
探偵の公式ページで確認する事は、探偵業届け出証明証番号の有無です。会社概要に探偵業届出証番号と、会社の所在地が記載されているかを確認してください。
また、料金についてもわかりづらく、明確に記載していない場合や調査料金の安さだけを前面に出しているところは避けた方がいいでしょう。そう言った探偵は料金トラブルも多く、国民生活センターへの苦情や相談が多いのも判断基準になります。
それによって無許可の探偵や、所在がわからない幽霊会社を避ける事ができます。そう言った探偵社は、近くのレストラン等の面談を提案して、事務所への訪問を避けるようにしています。
また、探偵業の登録が新しい場合も注意が必要です。違法行為で行政処分を受けた探偵が、名前や名義を変えて再登録しているケースもあります。
信頼できる探偵を探す時には、営業年数や実績もよく見ておくといいでしょう。
探偵社との面談時のポイント
- 相談が有料(公式HPに表記無し)
- 契約時の事前説明が曖昧
- 報告書のサンプルを見せてくれない
- 相談員時の対応が横暴。
- 契約を煽るような言い方をする。
「早く調査しないと大変な事になりますよ」等
探偵の面談では、相談者の浮気の状況から調査計画を立て、調査費用の見積もりを提示してくれます。通常、この面談は無料で行っているのですが、悪質なところは公式ページに何の表記もなく、面談時に料金を請求される場合があります。
公式HPに無料相談と書かれていない場合には、面談に料金が発生するのかを確認してください。
また、電話相談時の態度が横暴だったり、調査を煽るような言い方をした場合(早く調査しないと大変な事になりますよ)等、利益重視の探偵社と思われますので、満足いく調査は望めないでしょう。
悪質な探偵の特徴は、見積もりがざっくりとしていてはっきりとした金額が出ません。受けられる調査時間も4時間~5時間単位となり、調査費用の水増しを考えています。
調査も下請けに丸投げする場合が多く、調査中の対応は当てにならない事が多いのです。こう言ったところは、契約後にキャンセルを申し出ると、高額なキャンセル料を請求されてしまいます。
まとめ
失敗しない探偵の選び方をまとめると、適正価格で信頼ができ、自分の目的を果たしてくれる探偵を選択する事です。
浮気調査の失敗は望んだ結果が得られなかった時です。離婚や夫婦の修復を望んでいるなら、その目的を果たしてくれる探偵を選ぶ事が浮気問題の解決につながります。
証拠を掴むだけでは、真の解決にはなりません。冷静に落ち着いて判断する事ができれば、誰でも失敗は避けられるのです。ただ、浮気調査を依頼する時は、配偶者に裏切られた気持ちが冷静さを失わせてしまいます。